ジェームズ・アレンは語ります。
畏れや争いに気持ちを乱すことなく、心の奥深くから充足できることは何か。
それを、ひたすら熱く知的に求めていけば、必ず、確固たる幸せを知ることができます。
私、名隠愛生は少子高齢化、老々介護などの課題を抱えるこの日本において、「生涯現役、ストレスフリーで心身共に健康で働きつつ、幸せな成功者になる」ことを目指しています。
その願望実現の過程で参考にしたいと思えた人物や言葉を、このサイトに書き残すことで、同じ志を持って生きている方々への応援歌に、また、すでに幸せな成功者として歩まれている方々への讃美歌に替えることが出来ればと考えます。
生涯現役で幸せな成功者になるために紹介させて頂きたい人物の一人目が、ジェームズ・アレンです。彼の本は聖書に次ぐベストセラーとまで言われ、欧米では広く知られている人物です。
ジェームズ・アレン~イギリスの偉大な哲学者の一人
ジェームズ・アレンは1864年11月28日、イングランド中部のレスター市に生まれました。
彼の家族は小さな事業を営んでいましたが破綻してしまい、1879年に彼の父親は再起を期して独りでアメリカに渡りました。彼の父親はそこで成功した後に家族を呼び寄せるつもりでしたが、渡米後すぐに強盗に遭い、命を落とすことになりました。
そのためジェームズ・アレンは十五歳で学校をやめなければならなくなりました。
やがて彼は経営アシスタントとして生計を立てるようになり、著述に専念する決意を固める1902年まで、イングランドの数名の工業家の下で働きます。
そして1912年1月24日に永眠するまでの九年間に19冊の本を書きあげます。
1902年に執筆した「As a Man Thinketh」(原題)は自己啓発書の古典の一つとして、世界中で根強い人気を保ち、後の欧米の自己啓発書作家たちに強い影響を及ぼしました。この本の邦題として広く知られているのは「原因と結果の法則」でしょうか。
私の手元にある「ジェームズ・アレン全一冊」(発行:株式会社KADOKAWA)では「思いのままに」という題名で収録されています。
私がこのサイトにおいてジェームズ・アレンについて書き記すことは、その他にも数冊、参考にさせて頂いています。
幸せな成功の指針①:内面の安らぎ
人生100年時代とも言われる現代において、生涯現役で生きることとは、ストレスフリーで心身共に、快活かつ健康で生きることである、と私は考えています。そのためには、人生における「幸せ」や「成功」を、他者との比較や競争の結果によってのみ測ろうとしてはいけないと強く思います。
その意味で、私が幸せな成功者になるために押さえておかなければならないと思えることの一つが自らの内面の平静と安らぎです。
広く世界を見渡して共に生きる人々の生き様を観察し、また自分の人生を振り返り、幸せな人生とは何かを考えてみると、やはり、どうしても、その人自身の内面が安らいでいるかどうかが大切になると思えます。
どんなに他人から羨望の眼差しを受けていても、その人が本心で望んでいるものは別にある、というのはよくある話です。例えば、有名人がドラッグで身を滅ぼすのは、彼ら自身が自分の人生に安らぎを覚えていないからではないかと思えます。
また他人に羨望の眼差しを向けつつ生きるだけの人も自らの内面に安らぎを覚えることは難しいと思います。恋愛に例えるなら、常に片想いの状態です(笑)
若いうちは、それが生きるエネルギーになるかもしれませんが、常に誰かの動向を気にしている心理状態は安らぎとは程遠いと思います。
自らの内面に安らぎを覚えられない人生は幸せとは言えないと思える理由です。
幸せな成功の指針②:内面の平静
次に成功者とは何かを考えてみると、いかに内面の平静を維持できるかが大切なことの一つになると思えます。
どんなに優れた才能を持っている方であっても、何の困難や葛藤もなく自分の人生を歩むことはありません。いかなる分野であっても、成功者が成功者と呼ばれる所以は何かを乗り越えた方たちであると思えますが、その困難や葛藤に立ち向かい、乗り越えることによって、簡単に動じることがない精神的強さを内面に築いているように見受けられます。
内面の平静を維持する、あるいは、内面の平静が乱れたとしてもいち早く取り戻せる技術・工夫・習慣を身に付けているからこそ、自分の持てる力を迷うことなく、余すことなく、安定的に発揮でき、それが成果に繋がっているように感じます。
幸せな成功を望むのならば、内面の平静と安らぎの両方を手にする必要を感じます。
ここで私が参考にしたいのが冒頭のジェームズ・アレンの言葉です。
畏れや争いに気持ちを乱すことなく、心の奥深くから充足できることは何か。
それを、ひたすら熱く知的に求めていけば、必ず、確固たる幸せを知ることができます。
他者との比較や争いにむやみに心乱されることのない内面の安らぎと共に、自らが求めるものを実現するために必要な内面の平静を熱く知的に求めていくことで、幸せな成功、確固たる幸せを手にすることが出来ると思います。
まとめ
人生100年時代を迎えようとしている私たちです。この時代の流れにあって、私たちはお互いに心身共に健康で、活き活きとした生涯、ストレスフリーな人生を、構築していくことが望まれると考えます。
そのために、必要な指針として、ジェームズ・アレンの言葉を参考に、内面の安らぎと内面の平静を挙げさせて頂きました。
老若男女を問わず、国籍を問わず、できるだけ多くの方々が、心安らかにして、喜びに満ちた幸せな成功を、各人の生涯で手にされることを、心から願います。
お読みいただきありがとうございました。
引用元:
ジェームズ・アレン著「ジェームズ・アレン 人生を変える幸せの黄金法則 完全版」(2015年「ゴマブックス株式会社」発行)p.32