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ジェームズ・アレンに学ぶ!生涯現役のために大切にしたい共感力

ジェームズ・アレンは語ります。

 

いかなる領域においても、人と人の直接的なかかわりが重要な役割を果たす場面では、有能であっても共感力のない人より、平均的な能力だとしても共感力のある人の方が、つねに優位に立つものです。

共感は決して成功を妨害することはありません。成功を損なわせ破壊するのは、利己心なのです。

 

あなたが望む幸せも成功も常に人との関わり合いの中で生まれます。あなたが無人島で生きたとして、そこに本当の幸せや成功を見い出すことができるでしょうか。

あなたが感じている不幸も失敗も誰か自分以外の人の存在があってもたらされているものであるのと同じように、あなたが味わう幸せや成功もまた誰か自分以外の人の存在があればこそのものです。

人とのかかわりの中で味わう幸せや成功のために大切にしたいと思える共感力について、ジェームズ・アレンの見解をご紹介します。

 

共感を構成する資質 その1:親切さ

 

ジェームズ・アレンは語ります。

 

親切さは、十分に熟せば、一時的な衝動ではなく、永遠の資質となります。
強い美徳である親切心は、・・・優しいぬくもりに満ちた絶えることのない光のようなものです。

 

情けは人のためならず」という言葉があります。この言葉の真意と使い方を誤解している方は多いのではないでしょうか。

私は昔、この言葉の意味を「情けは相手のためにならないから、相手のためを思うならば情けをかけるものではない」という風に捉えていて、そのようなシチュエーションで使っていたことがありました。

この言葉の真意が「誰かに情けをかけることで生まれる徳が、やがて巡り巡ってあなた自身の為になる。情けはあなたの為である」と知った時には、本当に驚いた記憶があります(笑)

誰かに親切にするということは、誰にでも分かりやすく、賞賛に値することとして受け入れられています。もちろん、腹黒さを含む親切な行為というものが観察されることはありますが、なんだかんだと言って、日常生活で観察される多くの親切な行為は、やはりそれぞれの人の真心からのものであると思えます。

気恥ずかしさから親切な行為をためらうこともあると思うのですが、例えば、あなたが体の不自由な人に座席を譲った時に、その行為を「偽善だ」などと、いちいち考えている人などほとんどいません。そうした光景をあなたが見た時に、「いいことだ」と微笑ましく感じることの方が多いはずです。

親切さは万国共通で美徳として受け入れられ、人に喜ばしい共感をもたらす資質の一つです。

 

共感を構成する資質 その2:寛大さ

 

ジェームズ・アレンは語ります。

 

寛大さとは、広い心を持った優しさのことです。・・・
気前が良く度量の広い性格は、つねに人を魅了し、良い影響を与えます。

 

あなたが誰かに迷惑をかけてしまった時や、取り返しがつかない失敗をしてしまった時、寛大な態度で許された経験はありませんか?たぶん一度か二度はきっとあると思うのです。

寛大な態度に触れた時、人は感動を覚えます。そして、この感動は、人に伝えたくなると同時に、自分自身も同じような態度で人に接しようと思わせてくれます。

あなたが人に心から寛大な態度で接することができた時、自分自身が人間として成長していることを確認でき、それは本当に大きな喜びになります。

寛大さは、人から人へと連鎖的に良い影響を与え続けます。寛大さは他者の成長を促し、それを自分が発揮できた時には、自分が成長しているという実感を深く味わえることになります。

成長の喜びを自他共にもたらし続ける寛大さは、あなたの共感力を高めると同時に、前向きに生きる人の共感を得るための資質の一つになります。

 

共感を構成する資質 その3:穏やかさ

 

ジェームズ・アレンは語ります。

 

穏やかさほど、粗野で冷酷で自分勝手なものから遠くにある資質はないでしょう。
これは、たくさんの経験と厳しい自己鍛錬の末に得ることができるものです。
自分の動物的感情を制御し服従させることができてようやく、確立されるものです。

 

私がご高齢の方々の姿に素直に敬意を感じるのは、この穏やかさにあります。

その肉体は、ちょっとしたことでもろく壊れそうな状態になっていても、にこやかな姿と優しい眼差しをされているご高齢の方を見受けると、「一つの時代を懸命に生きて、私達に繋げて下さり、本当にありがとうございます」と、しみじみ感じることがあるのです。

インディアンの格言に、このようなものがあります。

「あなたが生まれたとき周りの人は笑って、あなたが泣いたでしょう。だから、あなたが死ぬときはあなたが笑って、周りの人が泣くような人生を送りなさい。」

晩年において穏やかな姿を世界に差し出せる方は、本当に幸いな方だと思えます。

そして、最期の時を、微笑みながら迎えることができる方を見た時、理屈抜きの深い感銘を覚えます。

個人的に敬意を感じざる得ないご高齢の方々のお姿を例えに出しましたが、確かに、穏やかさには、何とも言えない深い共感をもたらしてくれる力があるように思えます。

 

共感を構成する資質 その4:洞察力

 

ジェームズ・アレンは語ります。

 

感じる心と見る目は切り離すことができません。
道徳的な洞察力が、人の人生を完璧に理解させるのです。
共感を伴った洞察力は、人に自由、喜び、そして力を意識させてくれるのです。

 

共感力が高まることで、洞察力が磨かれます。洞察力のある人とは、「見える人」です

ちょっとしたアイデアから大きな成功が生まれることは、多くの人が知っていることではありますが、このちょっとしたアイデア、インスピレーションをもたらすものの一つが、共感を伴った洞察力です。

人の苦しみや痛みが見える人に、人の苦しみや痛みを解決するための知恵がもたらされます。その知恵が、具体的なサービスや商品という形で提供された時に、人はそのサービスや商品を喜んで買い求めます。

人の喜びや楽しみが見える人に、喜びや楽しみを多くの人と分かち合うための知恵がもたらされます。その知恵によって、すでにあるサービスや商品がより良いものへと改善されて、より多くの人がその恩恵を授かることになります。

洞察力が磨かれるほどに、共感力も高まり、それがまた、あなたの新しい幸せや成功のためのヒントになります

 

共感力は、人間だからこそ発揮できる武器の一つ

 

人生100年時代を迎える現代は「人工知能(AI)の発達により、今ある仕事がどんどんなくなっていく」とも言われる時代です。こうした中にあって、私たちは「人間だからこそできることは何か」という問いを、いつも念頭に置いておく必要があります。

いきなり全ての仕事が人工知能にとって代わられることはないでしょう。それは当たり前です。しかし、生涯現役で快活に、物心両面において豊かな人生を生きることを願うのであれば、人間にしか成しえないことを、日々、発見し続ける姿勢が重要になると考えます。

そのためのヒントがまさに、ジェームズ・アレンの「いかなる領域においても、人と人の直接的なかかわりが重要な役割を果たす場面では、有能であっても共感力のない人より、平均的な能力だとしても共感力のある人の方が、つねに優位に立つ」という言葉にあると思うのです。

人が人である以上、人は、人とのかかわりの中で、より多くの幸せを実感するものですし、より大きな成功を味わえるものです。それは、どんなに科学技術が発達しても変わらないものでしょう。

人間だからこそ、より強く発揮できる武器の一つとして「共感力」を磨いていくことが、これからの時代を生き抜くために必要であると、私には思えるのです。

 

まとめ

 

忙しさや現実の厳しさに心身共に消耗して、いっそ誰とも関わらないで山の奥にでも籠り、ただ独りきりで生きていきたいと思うことはあるかもしれませんが、全く誰とも関わらず独りきりの状態で、あなたが幸せを感じられるのは限られた期間だけでしょう。

親切さ、寛大さ、穏やかさ、そして洞察力という資質を養い、共感力を高めることで、人と共にいるからこそ味わえる幸せや成功を、多くの人と共に、生涯現役で味わいたいものです。

お読みいただき、ありがとうございました。

引用元:
ジェームズ・アレン著「ジェームズ・アレン全一冊」(2015年「株式会社KADOKAWA」発行)p.245 p.246 p.247

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