健康

「またやってしまった……」と苦しむあなたへ~ジェームズ・アレンの言葉から考える、自慰とエネルギーの問題

もしあなたが、

「やめたいのにやめられない」
「またポルノを見てしまった」
「勉強や仕事から逃げるように自慰をしてしまう」
「終わったあとに強い自己嫌悪に襲われる」

そんな苦しみを抱えているなら、この文章を読んでほしいと思います。

私はまず最初に、とても大切なことをお伝えしたいのです。

あなたはダメな人間ではありません。
あなたは壊れた人間でもありません。

そして、自慰をしたという理由だけで価値のない人間になることもありません。

今苦しんでいる人ほど、自分を厳しく責めています。

しかし、その苦しみの中にいるあなたにこそ知ってほしいことがあります。

それは、「自分を責めること」と「自分を成長させること」は違うということです。

自慰そのものは必ずしも悪徳ではない

まず確認しておきたいことがあります。

自慰そのものは必ずしも悪徳ではありません。

性的な欲求は人間にとって自然なものです。

多くの人が自慰を経験しますし、それだけで人格が悪くなるわけでもありません。

だから、
「自慰をしたから自分は最低だ」
「自慰をしたから人生は終わりだ」
と考える必要はありません。

問題は行為そのものではなく、その行為が人生の中でどのような位置を占めているかなのです。

たとえば、
適度な自慰であれば生活に支障を与えないこともあります。

しかし、
やるべきことから逃げるために行う。
一日に何度も繰り返してしまう。
ポルノ視聴に長い時間を費やす。
やめたいのにやめられない。
終わったあとに無気力になる。

このような状態になっているなら、話は変わってきます。

そのとき問題なのは自慰そのものではなく、その習慣があなたの人生を苦しめているということです。

ジェームズ・アレンのいう「エネルギー」とは何か

ここで、ジェームズ・アレンの言葉を見てみましょう。


「エネルギーはあらゆる達成のための原動力です。

それは、平凡な能力を活気づけ、強め、そして非凡な能力へと持ち上げてくれます。」

アレンのいうエネルギーとは、電気やガソリンのことではありません。

人生を前に進める活力のことです。

何かを始める力。
続ける力。
挑戦する力。
困難を乗り越える力。
夢に向かって歩き続ける力。

そうしたものを含めて、アレンは「エネルギー」と呼んでいます。

どれほど才能があっても、行動しなければ何も変わりません。

逆に、特別な才能がなくても、毎日努力を続ける人は大きく成長します。

だからアレンは、エネルギーこそが人生を変える原動力だと考えたのです。

あなたを苦しめている本当の問題

アレンはさらにこう語っています。

「エネルギーは、怠惰という悪徳と対極にある美徳です。
美徳は、育てることが可能です。
よって、怠け者でも、努力によってエネルギッシュな人間となることが可能なのです。」

この言葉には大きな希望があります。

なぜなら、
「自分は意志が弱いから無理だ」
「自分は怠け者だから変われない」
という考えを否定しているからです。

今のあなたがどんな状態であっても、変化することは可能です。

しかし、そのためにはまず問題の正体を知る必要があります。

自慰やポルノが苦しみの原因になっている場合、多くの人は
「性欲が悪いんだ」
と考えます。

しかし実際にはそうではないことが少なくありません。

本当は、
不安から逃げたい。
ストレスを忘れたい。
寂しさを埋めたい。
勉強や仕事への恐怖から目をそらしたい。

そうした気持ちが隠れていることがあります。

つまり、自慰そのものが問題なのではなく、「逃避の手段」になっていることが問題なのです。

エネルギーはどこへ消えているのか

アレンはさらに重要なことを言っています。

「”エネルギー”は良い習慣を形成することで効率良く使うことができます。
あらゆる悪徳は、エネルギーを無駄に浪費させます。
正しく使えば成功をもたらしてくれるはずのエネルギーを、人は何の考えもなしに、悪い習慣に注ぎ込んでいるのです。」

もし自慰やポルノの習慣によって苦しんでいるなら、この言葉は深く考える価値があります。

勉強しようと思っていた一時間。
仕事を進めようと思っていた時間。
運動しようと思っていた時間。
本を読もうと思っていた時間。

その時間が気づけばポルノ視聴や自慰に使われている。

そして終わったあとには後悔だけが残る。

もしそうなら、それはまさにアレンのいう「エネルギーの浪費」です。

ここで大切なのは、
「自慰をしたから悪い人間だ」
ではなく、

「大切なエネルギーが望まない方向へ流れている」
と理解することです。

人格の問題ではありません。

エネルギーの使い方の問題なのです。

自己嫌悪は解決にならない

多くの人は失敗すると、

「自分は本当にダメだ」
「また負けた」
「自分には価値がない」

と思います。

しかし考えてみてください。

もし転んだ子どもに向かって、
「お前はダメな子だ」
と言い続けたら、その子は立ち上がれるでしょうか。

おそらく難しいでしょう。

それなのに私たちは、自分自身には同じことをしています。

自己嫌悪はやる気を生みません。

自己嫌悪はエネルギーを奪います。

自分を責めることと、自分を改善することは違います。

必要なのは、
「なぜそうなったのか」
を理解することです。

そして、
「次はどうするか」
を考えることです。

失敗を分析することは役に立ちます。

しかし、自分を憎むことは役に立ちません。

良い習慣がエネルギーを守る

アレンはエネルギーを育てられると言いました。

では、どう育てればよいのでしょうか。

答えは良い習慣です。

たとえば、
朝決まった時間に起きる。
五分だけ勉強する。
スマホを遠くに置く。
寝る前に本を読む。
散歩をする。
早く寝る。

どれも小さなことです。

しかし人生を変えるのは、大きな決意よりも小さな習慣です。

ポルノを見ないと百回誓うよりも、

夜十時になったらスマホを別の部屋に置く。

そのほうがはるかに効果があります。

良い習慣はエネルギーを守ります。

そして守られたエネルギーは、勉強や仕事や夢の実現へ向かうことができます。

あなたは今、成長の途中にいる

最後に伝えたいことがあります。

もしあなたがこの問題で苦しんでいるなら、それは希望のない状態ではありません。

むしろ、心のどこかで
「変わりたい」
と思っている証拠です。

本当に危険なのは、何も感じなくなることです。

苦しんでいるということは、まだ理想を失っていないということです。

だから焦らないでください。

一日で全てを変えようとしなくていいのです。

今日失敗してもいい。

明日また立ち上がればいい。

一歩進んで、一歩下がってもいい。

大切なのは進むことをやめないことです。

ジェームズ・アレンの言葉どおり、

「エネルギーはあらゆる達成のための原動力」です。

そのエネルギーは生まれつき決まるものではありません。

育てることができます。

そしてあなたもまた、少しずつエネルギッシュな人間へと成長していくことができるのです。

だから自分を見捨てないでください。

自分を憎まないでください。

あなたの問題は人格ではありません。

習慣です。

そして習慣は変えることができます。

今日の小さな一歩が、未来の大きな変化につながっていくのです。

 

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