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あなたの生涯を「不幸な失敗者」にしないために重要な3つのポイント

「幸せな成功」をコンセプトの一つとして、書き綴らせて頂いているのが、この「生涯現役!名隠愛生の幸せな成功への道しるべ」になります。

「幸せ」と「成功」に関して学びを深めていく途上で気付かされるのは、「幸せ」にも「成功」にも一定の法則のようなものがある、ということです。これを、「ゴールデンルール」「黄金律(おうごんりつ)」と呼びます。そして、この「黄金律」には「不幸と失敗の法則」という裏面があるように思えます。

あなたとあなたの愛する人たちを破滅的な不幸や失敗から遠ざけるための3つのポイントと共に、「不幸と失敗の法則」について書き綴らせて頂きます。この3つのポイントを頭に入れておくだけで、あなたの生涯を「不幸な失敗者」として終わらせることを避ける可能性がかなり大きくなると、私は確信します。

 

全ての人を幸せと成功に導く法則:「黄金律」「ゴールデンルール」

 

古今東西を問わず、全ての人間を幸せと成功に導くものを「ゴールデンルール」「黄金律」と呼びます。厳密に言えば、幸せや成功という切り口だけで述べていいものではないのですが、ひとまず、「幸せな成功」をコンセプトにしている本サイトにおいては、「ゴールデンルール」「黄金律」を「全ての人を幸せと成功に導く法則」とさせていただきます。

そして、「幸せ」や「成功」に一定の法則があるのと同様に、「不幸」と「失敗」にも一定の法則があるように見受けられます。これもまた、「ゴールデンルール」「黄金律」と呼んでもいいでしょう。

コインには裏と表があり、裏も表も合わせて一定の価値を表現しているように、「ゴールデンルール」「黄金律」にも、裏と表があるからこそ、金色に輝く価値を表現していると言えるでしょう。

往々にして、人は表面にのみ意識を向けて、そこにだけ価値を見出そうとしてしまいます。いや、むしろ、裏面か表面か、どちらか一方の面だけを見て価値判断をしてしまい、「真価」を見失う傾向にある、というべきでしょうか。

幸せと成功のための学びとは、同時に不幸と失敗に対する学びを深めることをも意味します。そうであってこそ、あなた独自の幸せな成功、つまり、何物にも替えがたい「真価」という黄金の輝きに満ちたあなた独自の幸せな成功を、生涯を通じて作り上げることができるのです。

ゴールデンルールの表面には幸せと成功の法則があり、裏面には不幸と失敗の法則があるのです。

 

「酒」「お金」「異性」:ゴールデンルールの裏面にある3つのポイント

 

では、人間の不幸と失敗に見られる法則とは、なんでしょうか。

誰にでも納得していただけると思える、3つのポイントがあります。

それが「」「お金」「異性」です。

これは、私自身が小さい頃から、母親に聞かされてきたことでもあります。「男が身を滅ぼすのは、大抵、「酒」「お金」「女」のいずれかに原因がある。だから、「酒」「お金」「女」に関しては気をつけよ」と。

どうでしょうか?あなた目線でも、思い当たることがあると思うのです。

「幸せ者ではあるが、成功者とは思えない人」「成功者ではあるが、幸せとは思えない人」、そして「幸せ者でもなければ、成功者とも思えない人」です。

裏を返せば「不幸ではあるが、失敗とはいえない人生」「失敗者ではあるが、不幸とはいえない人生」、そして「絶対にそのような人生は歩みたくないと思える不幸で失敗に満ちた人生」となります。

この中でも特に「絶対に同じような人生を歩みたくない」と思ってしまう人の姿は、「酒」「お金」「異性」の3つの全てにおいて、乱れた生活を日々送っている人ではないでしょうか。

ここで、ふと思い至ることがあります。個々人の人生の集合体として、人間社会が形成されていると考えれば、人間社会に見受けられる「悪」や「悲劇」は、個々人の人生における「幸せ」と「成功」のバランスの悪さから生じているのではないか、という視点です。

各人の人生における「幸せ」と「成功」のバランスの悪さから生まれたひずみゆがみの隙間こそ、ほんのささやかな一人一人の日常生活の中でさえ観察される、理解しがたい「悪」や「悲劇」が生まれる温床になるのではないでしょうか。

「幸せ」と「成功」のバランスの悪さから生まれたひずみとゆがみが、理解しがたい「悪」や「悲劇」が生まれる温床となり、個々人の人生を破滅的な「不幸」や「失敗」に導く具体的な代表例が「酒」「お金」「異性」の3つになる、といえます。

この3つに全て当てはまる危険な特徴は「依存性」や「中毒性」です。つまり「依存性」や「中毒性」のある薬物や嗜好品も気を付けなければいけない、ということですね。タバコやゲームなども依存性・中毒性があるので、その対象になりえると言えるでしょう。

 

「酒」「お金」「異性」の3つが示すものとは、つまり、「判断力を狂わせるもの」

 

人間の正常な判断力を狂わせ、人生そのものを、周囲の人間をも巻き込みながら、破滅的な不幸と失敗に導くものに、「酒」「お金」「異性」がある、という基本的な知識を、まずは、おさえておくこと。これが「ゴールデンルール」の裏面にある「不幸と失敗の法則」から学ぶべきことです。

しかし、これらの全てにおいて、まるで、修行僧のように厳格な禁欲生活を送らなければいけない、という強迫観念を持つことも、実は「不幸と失敗の法則」になるのです。(よろしければ『ジェームズ・アレンに学ぶ!生涯現役で幸せな成功者になるためのセルフコントロール』という記事をご参考ください)

古今東西を問わず、全ての人間の人生における幸せと成功の鍵になるものを「ゴールデンルール」として、その表面には「幸福と成功の法則」があり、裏面には「不幸と失敗の法則」がある・・・これは、まるで、車を走らせる時の「アクセル」と「ブレーキ」の関係に似ています。

事故を恐れて、ブレーキだけを踏みつけ、全く前進しないのであれば、車に乗ることの意味はありません。目的地に、楽に、すみやかに、到着するために車を使うのであって、ただ、車に乗って、アクセルを踏み込まないのであれば、「何のために車に乗るの?」という話です。

お酒を呑んでも構わないのです。望むだけのお金を求めても構わないのです。異性を求めても構わないのです。

重要なのは、「酒」「お金」「異性」などに代表される人間の判断力を狂わせるものが、古今東西、人類の歴史を振り返ってみても、さらには、今現在を生きる政治家、事業者、著名人、芸能人など、あらゆるジャンルにおける「成功者」と呼ばれる方々も含め、人生を「不幸」と「失敗」に導く「落とし穴」になっていることを、素直に認めることにあります。

 

「不幸と失敗の法則」を素直に認めることが、破滅的な人生を避けるブレーキ

 

「不幸と失敗の法則」を素直に認めることが、いわば、必要な時に、必要な力加減で、「ブレーキを効かす」ことにつながります。

たいていの場合、アクセルを踏み込んで加速するスピード感、つまりが、成功と幸せを求め、実現している途上の、あらゆることが自分の思い通りに進むという達成感と幸福感に酔いしれて、「落とし穴」の存在を甘く見てしまうのが、万国共通の人間の姿です。

「何をやっても上手くいく気がする」という一種の高揚感の中にある時、つい人は、他の人間の失敗や不幸の要因となるものが、自分には無関係なものとして思えてしまいます。何かを達成するために最も重要な「自分を信じる力」「自信」が、高揚感の中で「傲慢」「過信」にいつの間にか変化してしまっている状態です。

こうした時には、私の目に「幸せな成功者」として映っている方々であっても、多少の痛い目を経験しておられるものです。もちろん、私自身は何度も何度も同じような失敗を、経験しております(笑)

「自信」が、高揚感・達成感・幸福感の中で「傲慢」と「過信」の状態になっている時に、あなたの人生全体が、取り返しがつかないほどの破滅的な失敗になるのを防ぐためには、「酒」「お金」「異性」が不幸と失敗の原因になりやすい、と素直に認めておくことが有効になります。

素直に認めておくことによって、「これ以上は、さすがに、まずい」という状態になった時に、自分で気付くか、他人の忠告に恵まれるか、あるいは病気か、何かしらのことをきっかけとして、「最近、乱れがちな生活態度にブレーキを効かす」という意識を持つことができるのです。

 

福沢諭吉の「学問のすゝめ」~知識の力と学ぶ姿勢の重要性

 

長い人生です。一時的な失敗や挫折、不幸な体験などは、いつでも、どこでも、誰にでも、訪れるものです。大切なのは、あなた自身や、あなたの愛する人の人生を、破滅的なものにしないために、押さえておくべき知識を押さえておくことです。

それが、『人間を破滅的な不幸と失敗に導くものに、「酒」「お金」「異性」がある』という、「失敗と不幸の法則」に関する知識です。

ここで、福沢諭吉の「学問のすゝめ」を一部引用してみたいと思います。

 

天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと言えり。・・・されども今広くこの人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、その有様雲と泥の相違あるに似たるは何ぞや。その次第甚だ明らかなり。実語教に、人学ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は、学ぶと学ばざるとに由って出来るものなり。

 

私、名隠愛生なりに表現させて頂くとすれば、以下になります。

 

『天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくりはしない。全ての人が、幸せと成功に値する尊く、かけがえのない存在である。

しかし、広く素直に世の中を見渡して見れば、富める者もいれば貧しき者もいる。心身共に健やかなる者もいれば、病に苦しむ者もいる。愛情に満ちた家庭があるかと思えば、痛ましさに満ちた家庭もある。自らが得た権力を国家万民のために賢く行使する者もいれば、私利私欲のために使う者もいる。

この違いは何ゆえか?

古今東西を問わず、全ての人間に適用される「黄金律」が、「幸せと成功の法則」と「不幸と失敗の法則」の両面からなっていることを知っているか、知らないかの違いであり、両面を学んでいるか、学んでいないかの違いである。』

 

知識というものは、往々にして、特定の個人によって体系的にまとめられているので、どうしても一面的になりがちです。変化の激しい時代の中で、何が起こるか分からない人生を歩む私たちが、知識の力を実生活で有効に活用するためには、両面を学ぶ姿勢が重要になると思えます。

 

破滅的な不幸と失敗にだけ満ちた人生を回避するためにこそ

 

「生涯現役で幸せな成功を手にする」という願望を抱き、学びを深める私、名隠愛生ですが、書店などに並んでいる自己啓発本やスピリチュアル系の本を読むと、どうしても感じてしまうことがあるのです。

参考になるし、成功と幸せのためのヒントや気付きを頂けていることに間違いはなく、感謝しているのですが、どうも、失敗や不幸に対する洞察悪や悲劇に対する洞察が甘めではないか、と感じることも多いのです。

「こうすれば願いが叶う」「こう考えればあなたの希望は全て叶う」というのは、確かに勇気が湧いて、元気が出るし、前進する活力に満たされます。まさに「アクセル」の機能です。スピード感とそれに伴うワクワク感は、幸せのためにも、成功のためにも、とても大切です。

ただ、誰にだって「落とし穴」にはまってしまうことがあります。調子に乗った結果、景気よく呑み歩き、散財し、様々な異性と交わり、さらに自分の力・権力を誇示したいがために、賄賂など違法性のあるお金を掴まされる・・・散財と放蕩(ほうとう)の規模の大小はともかく、全ての人にそういう面があるものです。こうした時には、「ブレーキ」の機能の重要性にも気付かされるものです。

あなたが幸せと成功のために意欲的な行動を続けておられる方ならば、そのまま迷うことなく進んでみて下さい。そして、その途上で、「幸せ」と「成功」のバランスが崩れているな、なんて感じることがあると思うのです。

そうした時には、破滅的な不幸と失敗にだけ満ちた状態へと、自分自身とあなたが愛する人を落ち込むことを避けるために、最低限おさえるべきポイントとして「酒」「お金」「異性」の3つを意識してみてください。“判断力を狂わせているものが何か”を、しっかり押さえておきさえすれば、必ず、あなたの幸せな成功への意欲は、何らかの形で実る、と私は確信しています。

 

まとめ

 

イングランドの哲学者フランシス・ベーコンの言葉に、「知は力なり」という有名な言葉があります。幸せや成功に関する知識の裏側には、不幸や失敗に関する知識もあることを押さえておくことが、あなたの生涯を「不幸な失敗者」にしないためにも必要です。

達成感と幸福感の中で、自信が、うぬぼれや過信となり、「俺は他の連中とは違う」「私は他の人間とは違う選ばれた特別な人間」と思い込み、どんな人間であっても判断力を狂わせる要因になる「酒」「お金」「異性」などに注意を払わなくなってしまうと、破滅的・悲劇的な不幸と失敗に、あなただけでなく、あなたの愛する人をも巻き込む危険があります。

生涯現役で幸せな成功を実現するためにも、「不幸と失敗の法則」に対する学びも大切にし、特に、世代を超えて語り継がれている、代表的な3つの落とし穴に「酒」「お金」「異性」があることを素直に認めることが重要だと考えます。

お読みいただき、ありがとうございました。

引用元:
福沢諭吉著「学問のすゝめ」(1942年「株式会社 岩波書店」発行)p.11

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