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ジェームズ・アレンに学ぶ!生涯現役で幸せな成功者になる心得

ジェームズ・アレンは語ります。

 

私たちはみな、自分の存在を司る法則に導かれ、しかるべき場所に立っています。
人格に組み込んだ思いの数々が、そこに私たちを導いたのです。
人生に偶然は存在しません。
全ては一寸の狂いもない法則によってもたらされた結果です。
環境に満足していようと、していなかろうと、同じなのです。

 

生涯現役で幸せな成功者になることを目指している私、名隠愛生ですが、そのための心得と言うべきものがいくつかあるように感じています。ジェームズ・アレンの言葉を紐解きながら、生涯現役で幸せな成功者になる心得について、書き綴らせて頂きます。

 

「原因と結果の法則」を知ることが幸せな成功の出発点

 

冒頭において、ジェームズ・アレンが語った「自分の存在を司る法則」とは、一言で言えば「原因と結果の法則」です。全ての存在と事象には、原因があり、その結果として、その存在と事象が姿を現します。

この原因と結果について考える時に、つい頭に浮かんでしまうのが「鶏が先か、卵が先か」という議論です(笑)しかし、今はこうした思考のお遊びは脇におきましょう。

生涯現役で幸せな成功を目指す私にとって、「鶏が先か、卵が先か」などは、どちらでもいいのです。

大切なのは「幸せ」という結果と、それをもたらす原因です。

大切なのは「成功」という結果と、それをもたらす原因です。

人生経験を積めば積むほど、結局は分からないことの方が多い、と気付きます。学生時代のテストのように、○と×が明確に判定されることを求めても仕方ないことが多いです。

政治においては、与党と野党がそれぞれにもっともなことを主張しています。経済においては、インフレで得をすることもあれば損をすることもあり、デフレで得をすることもあれば損をすることもあります。

主張の違いも損得の勘定もそれぞれの立ち位置の違いであることは明らかです。それぞれの立ち位置の違いから来る様々な意見に翻弄されて、人は自らの人生における幸せと成功に必要な原因と結果の法則を見失います。

しかしながら、まず、全ての存在と事象は「原因と結果の法則」に導かれていることを、はっきりと知っておくことが自分の人生において幸せな成功を手にするためには必要です。

因果関係の全てを完全に把握したり、理解したり、説明できることが重要なのではありません。まずは、「原因と結果の法則」が確固としてあなたの人生に働いていることを知ることが幸せな成功のための出発点です。

 

人生を幸せに導く力の一つとして確実にある「思考力」

 

では、必ずしも全ての因果関係を知ることができず、分からない事の方が多い人生において、自分の人生を幸せに導く力にはどのようなものがあるでしょうか。

その一つが思考力です。思考力は本当に貴重な力です。

何を考え、どういう反応を選ぶかが、あなたが唯一完全にコントロールできることだからです。何を考え、何を選択して、何をするか、それが、あなたの人生に何が起きるかを決めています。

人生における全ての可能性の源泉は、あなたの思考にあります。

今のあなたの生活は、あなたの思考の積み重ねの結果として、あなた自身が手にしたものであり、あなたは思考を変えることによって、今後の人生を変えられます。考えたり、計画したり、行動を起こす、あなたの主体的意志こそが、あらゆる素晴らしい変化のスタート地点になるのです。

例えば、「鶏が先か、卵が先か」というお題が、あなたの幸せという結果にほとんど関係がないと思考できれば、不毛な議論につき合わないという行動を取れます。

また、あなたの幸せという結果に重要になる愛する人が「鶏が先か、卵が先か」というお題で話をしてみたいと望んでいると思考できるのなら、あなたはゆっくりその方と話をするという行動もまた取れます。

思考力は、あなたが何にフォーカスしているかによって磨かれ、それを手にするためのより良い行動を選択する力になります。

 

成功への道のりとは、決して一本調子で続くものではない!!

 

成功は偶然ではなく、失敗もまた偶然ではありません。成功にも失敗にも、特定の原因があるのです。

新しい知識、経験、情報に触れた時、偏見を持たずに、自分の考え方を修正する能力が、変化のスピードがますます加速する現代において成功するためには必要です。

あなた個人の幸福感が、学業上の成功、ビジネス上の成功、家庭環境上の成功に、全て直接的につながるというわけではありません。

どんなにスポーツが好きで、それに熱中する時の幸福感がなにものにも代えがたいものであっても、もし学業上の成功を望むのであれば、勉強をします。

どんなに勉強が好きで、三度の飯より本が好きといった人でも、その日の糧を得るためには、どんな立場であるかはともかく、ビジネスに取り組まなければいけません。

どんなに仕事に熱中している状態であっても、家族との関係を良好に保つことができなければ、いずれ仕事に支障が出てくるでしょう。

「幸せ者ではあるが成功者とはいえない」あるいは、「成功はしたが幸せとはいえない」ということがあるように、幸せと成功は必ずしも完全一致するものとして語ることは出来ないです。

だけど、幸せと成功が多くの面において重なり合うものであることは事実です。

幸せと成功が完全一致しないものとはいえ、多くの場合、相互に深く関係しているので、絶えず変化する状況の中でいかに自分の人生の舵を取っていくかという、思考力の柔軟さが大事になってきます。

成功への道のりは、決して一本調子で続くものではなく、柔軟な思考と行動の下に自ら築き上げるものであると感じます。

 

幸せな成功者の名言の持つ効用は思考力の向上

 

幸福な人と不幸な人は違う考え方をします。

成功する人と失敗する人は違う考え方をします。

人は他人の思考を見ることは出来ません。

同じような環境に生まれ育ちながらも、あなたと他者の数十年の人生において違いが生じるのは、他者に見られることのないあなたの思考の結果であり、また、あなたが目にすることのない他者の思考の結果です。

ここで、もう一度、ジェームズ・アレンの言葉に耳を傾けてみましょう。

 

私たちはみな、自分の存在を司る法則に導かれ、しかるべき場所に立っています。
人格に組み込んだ思いの数々が、そこに私たちを導いたのです。
人生に偶然は存在しません。
全ては一寸の狂いもない法則によってもたらされた結果です。
環境に満足していようと、していなかろうと、同じなのです。

 

他人の思考を見ることは出来ませんが、幸せな成功者が残す名言は彼らの思考の結晶です。

全ての因果関係がはっきり分かるわけではないこの世界にあって、確実に働いている原因と結果の法則を、彼らなりに洞察した思考の結晶として、彼らは残してくれています。

古今東西を問わず、幸せな成功者のメッセージに触れ、謙虚に学ぶことによって、私たちは思考力を磨き高め、向上させることが出来ます。

 

生涯現役で幸せな成功者になる心得~謙虚に学び続ける

 

聖人君子でもなければ、完璧超人でもなく、あらゆる道理をわきまえる賢人でもない、私、名隠愛生です。「原因と結果の法則」が人生の真実であることを知りつつも、なかなか自分自身の愚かな習性、思考、習慣を改めることが出来ずにいるというのも、実際のところです。

しかし、生涯現役で幸せな成功を手にしたいという強い願いを捨てることは出来そうもありません。

生涯現役で生きるということは、心身共に健康かつ活き活きとした状態で、過去から受け継いだその命を今、現在において完全燃焼させて、未来へと繋げていくことだと思います。

幸せな成功とは、物心両面において、この世界が内包する無限の豊かさを自分の人生において表現し、共に生きる人々と分かち合うことではないかと考えます。

そして、有名無名を問わず、あらゆるジャンル・年代において、現在進行形で活躍して下さっている幸せな成功者が確かに存在しており、彼らも過去に生きた幸せな成功者と同じく、私たちに幸せな成功のためのメッセージを残そうとしてくれているのを、私は感じています。

時空を超えた意思の塊・エネルギーが働き続けており、人は、その叡智(えいち)に学び続けているからこそ、一個体としては極めて非力な存在である人間が、人類として存続できるのだと、思うのです。

だからこそ、生涯現役で幸せな成功者になろうという志を持つ者の心得は、いつまでも謙虚に学び続けることである、と確信しています。

 

まとめ

 

生涯現役で幸せな成功者になるためには、まずは「原因と結果の法則」を知ることにあり、望む結果を手にする原因の一つは、各人の思考力であると自覚することです。そして、常に変動する状況や環境の中にあって、より良い行動を選択するために、思考力を磨き、向上させることが重要です。そのためには、幸せな成功者のメッセージを謙虚に学び続けることであり、生涯現役で幸せな成功者になる心得でもあります。

私、名隠愛生の学びが、同じ志・願いを持って生きている方々にとって、何かしらの参考になれば、心から嬉しく思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

引用元:
ジェームズ・アレン著「ジェームズ・アレン全一冊」(2015年「株式会社KADOKAWA」発行)p.18

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