人間関係

ジェームズ・アレンに学ぶ!偏見を取り除くことが、生涯現役で幸せな成功者になる方法

ジェームズ・アレンは語ります。

 

自分自身や周囲をより良くしようと願う人は、常に清らかな姿勢を持って生きようと努めなくてはなりません。
こうした心がけを持とうとする時に、最大の困難となるのは「偏見」です。
偏見が取り除かれるまでは、自分が他人にこうして欲しいと願う態度で、他人に接することは不可能です。

 

生涯現役で生きるということは、終わりない自己改善に生きるということであり、その中で、幸福や成功を求めるということは、自分の「ものの見方・考え方」に柔軟性を持たせることであると感じています。

生涯現役で幸せな成功に至るために、取り除かなければいけない偏見、思い込みについて書き綴らせて頂きます。

 

生涯現役で生きることは、終わりない自己改善に生きること

 

幸せな成功を目指すということは、少なくとも今、私は幸せを感じれていないし、成功していないということです。

厳密に言うと、本当の幸せを感じていないし、本物の成功には至っていないということです。

「では、あなたにとって、本当の幸せって何なのよ」「あなたにとって、本物の成功って何なのよ」というツッコミが聞こえてきそうです。そして、私は、苦笑いをしながら、答えるのです。「正直、よく分かっていないんです」と。

ただ、まず、私自身はまだ幸せな成功に至っていないことが私には分かっている。

そして、幸せな成功者というものが古今東西、有名無名を問わず、存在していることははっきり分かっています。

さらに、それが何かよく分かっていないけど、幸せな成功というものを、私は強く願っていることを知っている。

だから、幸せな成功者ってこういうふうに考えて、こういうふうに行動しているんだな、というのは、けっこう気付くのです。

なので、幸せな成功者の参考になる言葉を私自身の拙い知識や経験をもとに、学びとして共有出来たらいいなと思い、書き綴ります。

生涯現役で生きるということは、いくつになっても、「今が一番若い」という気持ちで生きることですし、それは、終わりない自己改善・自己変革に生きるということだと思います。その中で、幸せな成功を求めるということは、自分の「ものの見方・考え方」「行動」を、幸せな成功者の「ものの見方・考え方」「行動」に変換していくことであると考えます。

 

人間関係の改善のためにも必要なことは、偏見を取り除く意志

 

ジェームズ・アレンは語ります。

 

自身の先入観に固執し、他人の立場を公正かつ冷静な態度で見ることを拒んでいるうちは、憎しみから逃れることも、恵みに至ることもありません。

 

本当にそうだなと思います。

自身の先入観とは、偏ったものの見方、考え方、つまり偏見です。

どんなに自分自身の人生をより良くしよう、また、それと同時に周囲の人ともより良い人生を分かち合いたいと願っていても、偏見のあるうちは良好な人間関係を築くことは出来ないです。

自分自身が完全とはかけ離れた人間であることを自覚しつつ、できるだけ他人の言動を理解しようとしても、怒りが爆発してしまうということが私にはありました。そして、必要以上に厳しい批判や非難の言葉を浴びせてしまう。そんな自分に自己嫌悪。そういうことが、私にはありました。

結局は、私自身の先入観、偏見が怒りという感情の原因だったなと今は思えます。

他人の行動や態度に怒りという感情に駆られるのは、自尊心と自我が傷つけられたと感じているからです。

自尊心や自我が傷つけられたと感じるのは、自分自身に対する偏った自己評価と、他人に対する先入観に基づく偏った評価でもって、相手の言動を見ているからです。

まさに「自身の先入観に固執し、他人の立場を公正かつ冷静な態度で見ることを拒んでいる」から、怒りに駆られたのだと分かります。

だから、人間関係において「憎しみから逃れることも、恵みに至ること」もない苦い経験をすることがあるのだと思います。

人間関係の改善のためにも必要なことは、常日頃から、自身の偏見を取り除く意志であると考えます。

 

ジェームズ・アレンの視点に学ぶ、偏見が人生にもたらす害毒

 

ジェームズ・アレンは語ります。

 

自分自身や周囲をより良くしようと願う人は、常に清らかな姿勢を持って生きようと努めなくてはなりません。
こうした心がけを持とうとする時に、最大の困難となるのは「偏見」です。
偏見が取り除かれるまでは、自分が他人にこうして欲しいと願う態度で、他人に接することは不可能です。

 

怒りに任せた言動は清らかな姿勢とは言えません。

清らかな姿勢とは、あなたの姿をビデオカメラで撮影したとして、その映像を誰かに見られた時、恥ずかしくない姿です。天地に恥じることのない生き方、なんて表現もありますよね。

つまり、ジェームズ・アレンはこう言っているのです。

天地に恥じることのない生き方をしようとした時に、それを妨げる最大の原因が「偏見」であり「偏見」が人生にもたらす害毒は、自分自身や周囲をより良くしようと願う清らかな姿勢が汚れることにある、と。

そして、自分自身の偏見が取り除かれるまでは、自分が他人にこうして欲しいと願う態度で、他人に接することはできず、自分ならこういう言動で接して欲しくないという態度で他人に接してしまうことになる、と。

人生100年時代を迎える私たちにとって、孤独に向き合うことと人間関係を整えることは、幸せな生涯を築くためには、とても大切なことです。いつもイライラしている気難しい年配の方はご注意下さいね(笑)

どちらかと言えば、イライラしがちな私、名隠愛生も、自分が他人にこうして欲しいと願う態度で、他人に接することが出来ないのは、自身の偏見や思い込みにある、という視点を忘れずにいようと強く思います。

 

人間関係の悩みが、幸せな成功に至るために教えてくれること

 

「人間の悩みの全ては結局、人間関係である」とも、よく言われています。生涯現役で生きるということは、心身共にストレスフリーでいられるための創意工夫を、自覚的に自分の人生に取り入れていくことでもあります。つまり、より良い人間関係を構築するということを、普段から意識しておく必要性が、ますます高まると言えるでしょう。

ただ、人間関係の問題に関しては、どんな人であっても、なかなか明確な答えを出すのは難しいのかもしれません。私の個人的な視点で、幸せな成功者として目に映っている方々であっても、親子関係、夫婦関係などで苦労されている面があるように思われます。

「何かを得たければ、何かを捨てなければいけない」という言葉を耳にすることがありますが、この言葉の重みを本当に実感できるのは、人間関係における選択の時だと思えます。

無駄な人間関係、嫌な人間関係は思い切って断っていくことも大事です。

例えば、陰湿ないじめに悩む子供に、「いじめられるお前にも問題がある」などと言って、生きる意志や意欲まで失くさせてしまうのは、絶対に避けなければいけません。自身の先入観や偏見の中には、自己処罰的なものの見方・考え方、つまり、一方的に「自分が悪い」という見方・考え方もあるのです。

世間一般で“良い”とされる見方や考え方の一つに、「逃げずに戦え」「自分なりに工夫して乗り越えよう」といったものがあるかと思うのですが、こうした考え方を取らなければいけないという思い込みも、偏見の一つであると言えます。

いずれにせよ、何か人間関係でこじれ、心がかき乱された時は、幸せな成功に至るために、自分の中に、取り除かなければいけない偏見、思い込みがあることを教えてくれているのかもしれません。

 

偏見から自由になることを自己改善の指針としてみよう!

 

以前、『ジェームズ・アレンに学ぶ!生涯現役で幸せな成功者として生きるためのお金の考え方』という記事で、幸せな成功者はお金に対する偏見から完全に自由になっている、と書かせて頂きました。

偏見から自由になるということは、お金の問題だけでなく、より良い人間関係を構築する上でも、とても大切なことです。さらに言えば、「ものの見方・考え方」に柔軟性を持たせることは、個人の人生に生じる諸問題だけでなく、国家や社会に生じるあらゆる問題の解決のためにも必要となる思考の技術です。

そして、生涯現役で幸せな成功を手にしようとする人にとっては、自分が持っている偏見だけでなく、世間で常識とされているかのように思える見方の中にも、ある種の偏見がある、という視点が大切です。

自分個人が持っている偏見は、”自分は悪くなく、相手が悪い”という偏った見方・考え方を生み出しやすく、憎しみから逃れることも、恵みに至ることもない、無意味な軋轢(あつれき)を繰り返す人間関係の中で生きることになります。

一方で、世間一般で“良い”とされる見方や考え方の中にも偏見があるという視点を見失った人は、愛する人・愛すべき人と共に築くべき幸せな人生を台無しにしてしまいます。その結果、自分自身や周囲をより良くしようと願う個々人の清らかな姿勢が失われることになります。

偏見を取り除くこと、偏見から自由になることは、自分も他人も心身共に健康かつ快活な生涯現役人生を歩む上で、欠かせない自己改善の指針であると考えます。

 

まとめ

 

生涯現役で生きるということは、終わりない自己改善・自己変革の道を歩むということです。その中で、幸せな成功を手にするということは、自分の「ものの見方・考え方」に柔軟性を持たせて、あなた自身の幸せな成功を阻害する偏見や思い込みを取り除く意志を持ち続けるということです。

多くの人が、愛する人・愛すべき人と共に幸せな人生を築き上げ、憎しみや怒りから離れた恵み豊かな成功への道のりを生涯現役で歩まれることを、心から願います。

お読みいただき、ありがとうございました。

引用元:
ジェームズ・アレン著「ジェームズ・アレン全一冊」(2015年「株式会社KADOKAWA」発行)p.205,p.206

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