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ジェームズ・アレンに学ぶ!生涯現役で幸せな成功へと導く愛の精神

ジェームズ・アレンは語ります。

 

どんな人の心の中にも、神の愛の精神は潜んでいます。
この聖なる汚れのない精神は永久不滅です。
それは人の中にある真理です。
それは、至高なるものに属している不滅の実在です。
他のあらゆるものはやがて消え去りますが、神の愛の精神だけは永遠と生き続けるのです。

 

私、名隠愛生は「生涯現役で幸せな成功者に絶対になる」という強い願いを持っています。その願望実現の過程で、しみじみ考えさせられることの一つに「」というものがあります。

ジェームズ・アレンの言葉に耳を傾けながら、愛について考えさせられることを、書き綴らせて頂きます。

 

幸せな成功者の特徴:深い内省の経験

 

幸せな成功者は強い自己肯定感と共に生きています

彼らは人生の途上で多くの人と同じように様々な苦しみや悲しみの経験を積みつつも、自暴自棄に陥ることなく、自分の人生で成すべきことを、ただただ、ひたむきに成し続けます。

彼らは人生のどこかで、この世界における自分の役割、使命とでも言うべきものに目覚めます。そこに至るまでには、誰にも分からない精神的葛藤を、経済的困窮(こんきゅう)、健康上の問題、人間関係における軋轢(あつれき)などで経験している気がします。

孤独の中で彼らは自問自答を繰り返します

目の前に立ちふさがる困難を乗り越えるためにはどうすべきか・・・

そもそも、この困難は何ゆえに現れたのか・・・

私の願望は本当に人として恥じることのないものであるのか・・・

彼らの内省はいつかしら、自分個人が抱える問題から、共に生きる多くの人と築き上げるこの世界そのものに対する洞察に変わっていきます。

そして、彼らは自分の中に内在する永遠に変わるものがない何か、変えようがない何かを掴みます。それが、つまりは愛としか言いようがないものです。

 

自己肯定感を生み出すものは何なのか?

 

幸せな成功者は誰かに望まれるわけでもなく、頼まれたわけでもなく、自分の内なる衝動、願望に従い成功への意欲を燃やし、動き続けてきました。それは決して、聖人君子と呼ばれるような心でもなければ、言動でもなかったことでしょう。そして、人生のどこかで、何かしらの形で、自分の歩みを止めざるえない出来事に出会います。

自分の歩みを止めざるえない出来事とは、経済的困窮、健康上の問題、人間関係における軋轢、あるいは見聞きする社会問題など精神的葛藤を生み出すものです。そして、自問自答と内省の時を経て、この世界における自分の使命を自覚します。

それは、全てにおいては決して自分の思い通りにはならないこの世界において、なぜだか幸せを感じることができて、それを自分以外の人とも共有できるし、作り上げることができるという事実をはっきりと知るからです。

全てにおいては思い通りにはならないこの世界に、時として自分自身をコントロールすることさえ見失ってしまう自分が生きているのに、自分も他人も大きく包み込みながら厳然として目の前に存在するこの世界・・・そこに生かされている自分・・・そこで自分一人のものではない幸せや喜びを作り上げることができる自分・・・こうしたことを感じた時に、自分の人生における使命と、愛としか言いようがない心の底から湧き出る強い思いに目覚めます。

自己肯定感を生み出すものは、たとえ、それが漠然とした形であったとしても、自らが生きるこの世界において、他の誰でもない自分独自の役割・使命とでも言うべきものが確かに存在する、という自覚です。

 

自己肯定と他者肯定~幸せな成功への道しるべとなる愛の形

 

自分の人生における使命と、「愛」と表現するしかない心の底から湧き出る強く熱い思いを抱いた、その結果、この世界でただ一人の自分という存在をより強く肯定すると共に、同じくこの世界でただ一人のあの人であり、この人であるという他者肯定の思いもより一層強くなります。

「生涯現役」と「幸せな成功」をテーマに、個人的な学びと気付きを書き綴らせて頂いていますが、学べば学ぶほど、生涯現役で幸せな成功を手にしようとするのであれば、どうしても、外せない心掛け・精神・マインドというものが、いくつか存在することに、私は気付かされるのです。

その一つが「」になるのです。

自分の人生を成功に導くためには、自己肯定感が絶対に必要です。そして、自分の人生を幸せに導くためには、他者肯定が必要です。逆でもいいです。成功のためには、他者肯定が必要であり、幸せのためには、自己肯定が必要である、とも言えます。

個々人の人生における幸せと成功の両方にまたがるものが自己肯定と他者肯定であり、たとえ自己肯定感と他者肯定の姿勢と行動が、不完全で未熟なものであったとしても、自己肯定と他者肯定が、幸せや成功を得るための道しるべになっていて、それは「愛の形」の一つであると、しみじみ思うのです。

 

出世を叶えるもの~自己肯定と他者肯定の両立という精神的姿勢と行動の積み重ね

 

幸せな成功者は言葉に出すことがなくても、深い愛の精神を体現しています。それは自己肯定と他者肯定の両立という精神的姿勢に確かに現れます。

企業に勤める方の立身出世を例に、自己肯定と他者肯定の両立が出世という成功にどのように関係しているかを考えてみましょう。

まず、あなたが出世を望むのであれば、その立場に自分が値する人間であることを自分自身が自覚していなければ始まりません。そもそも、出世したいと思えなければ、そのための努力も仕事能力の向上のための学び、工夫もしないでしょう。出世したいという望みは、自分はそれを望んでもいい人間である、という自己肯定感から始まることは明らかです。

そして、現実に出世の階段を上っていく時に、自分はそれを望んでもいい人間である、という自己肯定感だけでは、どうしようもない状況を人は経験します。それは、あなたの出世を導くものは、あなたではなく、他者だからです。あなたを上に引き上げたいという上からの力と、あなたを上に押し上げたいという下からの力の両方が、組織における出世には必要だからです。

では、こうした他者からの応援を引き出す人物とはどういう人であるかと言えば、実は、他者を肯定する人である、と気付くと思うのです。

上から引き上げられる人というのは、会社なり企業なりの方針を肯定して、直属の上司の言うことをよく聞くという姿勢において、上司を肯定する人と言えるでしょう。下から押し上げられる人というのは、未熟ながらも成長しようとする部下の面倒をよく見て、ある時は励まし、ある時は厳しく叱り、部下に慕われる人と言えるでしょう。部下の成長を手助けする姿勢において、部下を肯定している、とも言えます。

このように、自己肯定と他者肯定の両立という精神的姿勢・マインドと具体的行動の積み重ねが、組織全体における利益・成果をもたらし、あなたに立身出世という成功をもたらします。

 

「原因と結果の法則」を洞察する幸せな成功者の想い

 

いかなる立場の、どんな年代の方であっても追求可能なテーマとして、私、名隠愛生は「生涯現役」と「幸せな成功」があると考えています。その意味で、人の人生を生涯現役で幸せな成功へと導く「自己肯定」と「他者肯定」について考えてみると、幸せな成功者が体現している深い愛の精神というものに思い至るのです。

ジェームズ・アレンは語ります。

 

どんな人の心の中にも、神の愛の精神は潜んでいます。
この聖なる汚れのない精神は永久不滅です。
それは人の中にある真理です。
それは、至高なるものに属している不滅の実在です。
他のあらゆるものはやがて消え去りますが、神の愛の精神だけは永遠と生き続けるのです。

 

ジェームズ・アレンが語る「神」というものを、「仏」と呼ぶか、「キリスト」と呼ぶか、「アッラー」と呼ぶか、はたまた、「天」と呼ぶか、「自然」と呼ぶか、「宇宙」と呼ぶか、それは、人それぞれの感性にお任せしますが、私たち人間は、この世界を形作り、あらゆる生命を育む、大いなる存在に対する畏敬の念を持ち得なければ、本当の意味での自己肯定と他者肯定の両立はできない、と私は確信しています。

例えば、人権の尊重や言論の自由・表現の自由ということを、もっともらしく語る人物・組織が、自らの信念と覚悟、そして命を懸けて、世のため人の為に活動している人間を、その一部の言動だけを切り取り、当然のように批判中傷・揶揄(やゆ)する有様は、全ての人を生かし、育む、この世界に働く大いなる意思に対して、思いを巡らす洞察力の欠如を表していると思えるのです。そうした洞察力の欠如が、互いに互いを否定し合うだけで、生産的なものを生み出すことのない不毛で哀しい人間の愚行を連鎖的に広げてしまう気がします。

生涯現役で幸せな成功を目指すのであれば、太陽の光が、富める者にも貧しき者にも、病める者にも健やかなる者にも、全ての人に注がれている事実に、畏敬の念を感じることが、自己肯定と他者肯定の両立に繋がると気付きます。

「どんな人の心の中にも、神の愛の精神は潜んでいる」というジェームズ・アレンの言葉は、互いに不完全で未熟な存在である人間同士が、自分を肯定しつつ、また、他者とも幸せや成功を分かち合うために、必要な愛の精神への目覚めを促していると感じます。それは、我々一人一人を、共に生かし、育もうとする、この世界に働く大いなる意思に対する深い洞察に基づいているのが分かります。

全ての人に潜む「原因と結果の法則」を洞察する幸せな成功者の想いとは、静かな祈りに似たメッセージです。彼らはきっと、こう思っているのです。

あなたはあなたのままでいい。
あなたはあなたのままで素晴らしい。
あなたはあなたのままで幸せになれるし、成功できるのです。
なぜなら、この世界は大いなる愛の精神によって創られ、育まれているのだから。

 

まとめ

 

幸せな成功者は、自らの人生の途上で遭遇する精神的葛藤の中で、深い内省を経験します。そして、自分も他人も大きく包み込みながら厳然として目の前に存在するこの世界と、そこに生かされている自分と、そこで自分一人のものではない幸せや喜びを作り上げることができる自分を発見し、生涯を通じて果たすべき自らの役割に目覚めます。その目覚めは、自己肯定と他者肯定の両立によって、自分以外の人とも分かち合う幸せな成功という結果をもたらします。人を生涯現役で幸せな成功へと導くものは、こうした愛の精神であると、私には、思えて仕方ありません。

生涯現役で幸せな成功を目指すあなたが強い自己肯定感と共に、身近にいる愛すべき方々と幸せな成功を分かち合うことを心から願います。

お読みいただきありがとうございます。

引用元:
ジェームズ・アレン著「ジェームズ・アレン全一冊」(2015年「株式会社KADOKAWA」発行)p.95

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